活動報告

今年度の部会活動方針

2024年度部会活動方針

出版印刷部会

コロナ禍を経て本格活動となった2023年度に引き続き、2024年度の部会活動も出版業界全体の活性化と、出版文化の維持を基本理念として実施して参ります。本年度も「物流」「雑誌BCP」「本・印刷の魅力の発信(らぶっく)」の3分科会活動を主軸に据え、会員相互の結束を図り、共通課題の改善に対する取組みにおいて連携強化を図って参ります。加えて今年度も個社だけでは解決できない出版印刷業界全体の構造的な諸問題に対して関連諸団体とも連携を図り、出版印刷部会として問題提起をしながらも、実効性のある取組みを進めていく所存です。

教科書印刷部会

2024年度は前年度の活動方針を継続し、部会活動を通じて業務に関連する情報の共有化と会員相互の資質向上に役立つ活動を展開していきます。
・デジタル教科書の採用・活用状況および、デジタル教材の展開など印刷業界との関連は継続的に検討し、「GIGAスクール構想」の進捗、教科書・学参業界のICT対応の動向等の情報共有を図っていきます。
・学習指導要領改訂に向けての情報収集(前回2017年改訂、概ね10年で改訂、次回は2027年見込み)
教科書は概ね4年サイクルで改訂を実施していますが、指導要領改訂と時期が近い場合は変則となる場合がある。また、指導要領の内容によっては、ベージの増減・紙とデジタル教科書の関係性にも関わってくる場合もあるため、中期的に情報収集を行います。
・部会員の知識向上と情報の高度化を目指し、「見学会」「勉強会」は継続していきます。「見学会」は直接的に業務とは関連しない新技術や興味ある事業所・工場・ショールーム等、「勉強会」では関連するセミナーへの参画もしていきたいと考えます。
・出版印刷部会との交流や親睦会等により部会各社との関係性を深め、共通課題の取り組みに向けての 連携の可能性を探り、教科書印刷業界を中心とした出版印刷業界への発展に貢献して参ります。

 

商業印刷部会

商業印刷部会では、部会員による公募により、2024年度のスローガンは「価値あるものを、価値ある方法で社会に繋げる 商業印刷」に決まりました。各グループ会での役割分担は、2年継続の基準に従いますが、本年度は2グループ会での運営となり、「新年講演会/交歓会」はR&D会、「商印ゴルフ会」はCR会の担当となります。
部会活動は、コロナ禍を経て変化した対応を受入れながらも、新しい得意先対応や働き方改革等において、会員各社における共通テーマを見出し、議論を深めたいと考えます。また引き続きSDGsでの課題対応、DX化の進展、高度化する生成AIなどの技術革新にも目を配り、知識の習得にも積極的に努めて参ります。そのためには勉強会や見学会、他社事例の紹介などを通じて、2つのグループ会が連携し情報を共有できる場の提供が必要です。環境変化、マーケットの変化にいち早く対応し、他業界も含めた幅広い情報や知識を習得する機会の創出に努めていく所存です。

紙器印刷部会

・紙器印刷部会は、コンプライアンスを意識し公正で秩序ある営業活動を通して、適正な取引慣行    の確立と維持を目指した活動を継続して推進します。
1.原材料、印刷諸資材の価格状況の把握や市況動向、得意先業界の景気状況(四半期毎まとめ)を 共有し、討議します。
2.取引慣行改善活動では、取引条件や新たな課題に対し解決に向けて継続的な取り組みを行います。
3.環境関連や関連法規の動向を継続して情報収集し共有していきます。また生活者や顧客の安全・ 安心に対応すべく、業界としての活動に取り組んでいきます。
4.勉強会・見学会・懇親会を開催して部会員のコミュニケーションを図るとともに、引き続き若手 社員に向けた「育成の場」の企画と提供に取り組みます。

軟包装部会

・軟包装部会はコンプライアンスに則った部会活動を通し、会員各社共通の課題解決に向けた活動 に取り組みます。
1.市況及び原材料価格変動の状況把握と情報共有を行います。
2.取引慣行改善活動を推進し安定した、持続的な製品供給に向けた取り組みを継続して行います。
3.循環型社会の構築に向けたライフスタイルや社会の変化に注視し、継続して容器リサイクル法の責務を果たすとともに関連法規の動向に対し情報収集を行い対応していきます。
4.勉強会、見学会等を企画・開催し、知見を広めるとともに、セミナー等を通し今後も優秀な人材 を「育成する場」の提供に取り組みます。

液体カートン部会

1.運営委員会
・原紙価格高騰、エネルギーコストアップ、円安等により 業界にとって厳しい状況が続きますが、会員間でしっかりコミュニケーションを取り、業界の共通課題解決に取り組んでいきます。技術委員会・環境委員会の取組みに対し、運営委員会としても積極的に参加する機会を作る等支援や情報共有を進め、部会活動を活性化します。
2.環境委員会
・アルミ付飲料用紙容器に関し、NPO法人「集めて使うリサイクル協会」や「LL紙パックリサイクル推進研究会」活動の推進を通して、酒造・飲料関係業界や関連諸団体との関係強化を継続し、リサイクルネットワークのさらなる充実を図り、「エコプロ2024」に共同出展を行い、飲料用紙容器の環境・リサイクルに係わる啓発・広報活動を進めます。
・アルミ付飲料用紙容器の組成分析調査は、ダイナックス都市環境研究所に依頼して酒類用紙パック(アルミ付・アルミなし)に関しても併せて継続調査を実施し、回収率算定等を行い「2024年度アルミ付飲料用紙容器のリサイクルフロー調査報告書(2023年実態)」としてまとめていきます。
・継続して関連諸団体と審議会情報等を共有し、各種リサイクル方法の情報をタイムリーに収集しアルミ付紙パックのリサイクルの在り方やリサイクル率の向上について推進していきます。
3.技術委員会
・短期的(一回完結)なテーマを各社で持ち寄り協議・情報共有を図り、深堀りすべき事項があれば、テーマとして取り上げて進めます。まずは、「過去の成果物(テーマ)のおさらいと共有」を実施します。また、委員の見聞を広めるために、今年度も異業種の工場見学や、環境委員会が開催する組成分析への参加を部会全体で取組みます。

建材部会

・建材部会では生活者の安全・安心な住環境の提供に向け、環境に配慮した製品への取組みを継続するとともに、関連法規の動向情報や見学会を通して環境問題と向き合い、課題の解決に取組んできました。
・先述の通り、目前の建材市況は厳しく、この状況は当面続く見通しですが、部会として以下施策に取組み、活気ある活動を図っていきたく思います。
1.4VOC自主表示制度システム及び化粧板用印刷紙の合法性証明制度の健全かつ継続的運用を図ります。
2.見学会、勉強会を通して見聞を広げ、知見を蓄えて共有化することや、関西方面の会社が参加できるよう、関西での部会開催を検討します。
3.関連法規の動向把握や会員の忌憚なき意見交換を行い、情報の共有と発信に取組みます。
4.建設・住宅産業業界の動向や取組みなどを捉え、課題をテーマ化し解決に向けた討議や情報収集を進めることで部会活動の活性化を図ります。

情報セキュリティ部会

2024 年度の情報セキュリティ部会の活動としては、基本的には前年度の活動方針を踏襲して参ります。ほぼ、コロナ禍前の社会・経済状況に戻りつつある2024年もDX化のさらなる進展、生成AI技術の一層の高度化、そのビジネス分野での深耕が予想され、新技術の発展が益々加速化されることは必至です。
こうした状況下において、本年度の部会活動は、年間、見学会を2回、勉強会を2回実施することを目標に掲げ、部会員の意見も都度聞きながら、新技術・新知識を習得する機会を設けて参ります。本年度も会員各社のビジネスが拡大することに主眼を置き、情報連携を密接にして活動を進めていく所存です。
★今期の情報共有、勉強会で必要と思われる<キーワード>
・デジタル通貨・仮想通貨、デジタル給与、Web3.0(次世代インターネット)
・サイバー攻撃・サイバーセキュリティ、生成AI、ChatGPT、メタバース、通信の6G化
・行政DX(Digital Transformation)、電子決裁(電子稟議、脱ハンコ)、インボイス導入、など

資材部会

2024年度は、物価高による消費下押しと人手不足による設備投資の遅延に加え、自動車認証不正問題や能登半島地震の影響もあり、景気回復が足踏みしています。先行きは、各種下押し要因の緩和により緩やかな成長軌道に復すると予測されます。賃上げ定着や家計の賃金期待改善により、個人消費は持ち直しに転じると思われます。
 社会全体のデジタル化に伴う、紙の印刷需要減少は避けられません。2024年度は、印刷にかかわる企業は付加価値の高い企画立案や新規事業、事業領域の拡大が必要となり、世界的なトレンドであるカーボンニュートラルやESG経営への対応が重要となります。
 2024年度も資材部会はコンプライアンスを前提に月1回の定例部会を開催します。事業継続の要として「原材料の適正価格での安定的な調達」を第一に、部会メンバー全員が事業環境と資材市況を的確に把握するための情報共有を行います。また、調達方法の見直しを図るためのヒントが得られる場にすると共にコスト変動の根拠・裏付けとなる情報・データを各社が把握できるようにしていきます。これにより、部会の体制強化、運営の質の向上を図って参ります。更に、各種の勉強会・見学会なども企画し、部会メンバーの購買部門のプロとしての最新の知識や情報の習得、会員相互の親睦を更に深め意思疎通を一層整流化して、業界の課題に対応して参ります。

教育・研究部会

1.会員企業の持続的発展に向けて、「事業基盤の強化」及び「人材育成支援」、「SDGsや環境問題への対応」等に資する活動を推進する。
具体的には、年3回程度、特別講演会・ビジネストレンドセミナーを階層別に企画・運営する。
テーマ選定においては、他の部会との連携・情報共有を心がけ、テーマや開催日時の調整、合同セミナーの開催なども含め、年間を通じて有効性の高い多様な教育機会を提供していく。

2.運営に当たっては、リアル会場とオンラインの併用によって相乗効果を高めるなど、より多くの会員が参加しやすい講演会・セミナーとしていく。
また、セミナー開催の費用低減など、コストパフォーマンスの向上にも努める。

*【Printing for SDGsセミナー】は継続的に年2回程度の実施を目指す。
・ 印刷業界ならではのテーマ、普段接する機会が少ないものの社会的要請が高いテーマ、 会員等からの要望が多い実務的なテーマなどについて検討し、実施していく。
・ 官公庁やNPO団体等の専門家等を講師に迎えるなど、さまざまな企画・運営を試していく。

技術部会

・技術部会では、委員の方からの意見に基づき柔軟かつタイムリーな対応を心掛け、2024年度の活動方針として、引き続き「技術情報の収集と発信」に取り組んでいくことを決め、以下の施策を行います。

1.技術情報誌PIDの企画・発行を通して、会員各社に有益な技術情報を提供します。
2.高度な印刷関連技術、環境対応への取組み、新素材・材料といった技術情報の収集と発信のための視察・見学会・勉強会を計画・実施します。
3.新部会員の交流を深めるために、自社の活動紹介を行うことも検討していきます。

女性活躍推進部会

ダイバーシティ推進を通じた「印刷を働きやすい業界へ」を実現することを基本方針とする。
なお、部会名称は、「女性活躍推進部会」から、「ダイバーシティ推進部会」へと変更する。
(名称変更の背景) 部会開設当初より“女性”活躍を軸に活動を推進してきましたが、近年の活動内容は「男性育児セミナー」(2022年)「ジェンダード・イノベーション」(2023年度)など女性の枠を超えたテーマへと対象の範囲を拡大しており、社会情勢とともに、当部会の役割もステップアップをしていくことにいたします。

 

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