活動報告

今年度の部会活動方針

2022年度部会活動方針

出版印刷部会

Withコロナを前提にした状況下にあって2022年度も出版業界全体の活性化と、出版文化の維持を基本理念とした活動は継続して参ります。具体的には、これまでの「物流」「雑誌BCP」「本・印刷の魅力の発信(らぶっく)」の分科会活動は形を変えながらも踏襲していく予定です。加えて、新たな動きとして昨年度より取り組んだ「出版取引の改善」活動については、今年度も継続実施し、書籍や雑誌(月刊誌・週刊誌)において、個社だけでは解決できない出版印刷業界全体の構造的な諸問題に対して関連諸団体とも連携し、出版印刷部会として問題提起をしながらも、実効性のある取り組みを進めて参ります。

教科書印刷部会

2022年度は前年度の活動方針を基本踏襲し、部会活動を通じて業務に関連する情報の共有化と、相互の資質向上に役立つ活動を展開していきます。
 

・2020年から始まった学習指導要領改訂で、20年度に小学校、21年度に中学校、そして本年22年度には高校で改訂されるため、学参市場における店頭商品の入れ替わりにも注視していきます。
・「GIGAスクール構想」の加速化により「個別最適化された学び」と「ICT活用の学び」が重要視されるようになっています。一人ひとりが理解や能力に合わせて主体的に学ぶ姿勢、またICT活用により「文理分断」から脱却し両方を学ぶ姿勢、2022年の高校1年から必須化された「情報Ⅰ」の動きなど、その進捗と教科書・学参業界のICT対応の動向を把握し、部会として情報共有を図っていきます。
また、引き続きデジタル教科書の採用・活用状況および、デジタル教材の展開など印刷業界との関連を検討します 。
・部会員の知識向上と情報の高度化を目指し、昨年度実施できなかった「見学会」「勉強会」を充実させて行きます。
「見学会」はデジタルプリンターのショールーム等や、また直接的に業務とは関連しない新技術に関しても、興味ある事業所・工場・ショールーム等の見学会を実施して行きたいと考えています。
「勉強会」では、新型コロナウイルスの対策としても注目を浴びたネット・オンライン学習等、ICT教育をテーマとしたセミナーへの参加など広い視野で企画できればと考えております。
・昨年は実施できなかった出版印刷部会との交流や親睦会などにより、部会各社の結束を図り、共通の改善事項への取り組みも連携の可能性を探るとともに、教科書印刷業界を中心とした出版印刷の発展に貢献して参ります。

 

商業印刷部会

 商業印刷部会では、グループ内の公募により、2022年度のスローガンは「多様化社会の笑顔のために、思いを伝える商業印刷」となりました。各グループ会での役割分担は、2年続けての基準に従い、今年度のローテーションにより、「新年講演会/交歓会」はIRグループ会、「商印ゴルフ会」はR&D会、「商印アンケート調査」はCP研究会となります。
 部会活動においては、当面続くと思われるWithコロナの状況下での得意先対応や仕事の在り方とともに、サステナブルな社会を目指して環境対応などのSDGsでの課題、またDX化の進展などにも注視して参ります。加えて昨今、ダイバーシティ経営や働き方改革が叫ばれる中、新型コロナウイルスによる従業員の意識変化や会社の対応も踏まえて、今後の従業員の多様な働き方や会社の諸制度などに対しても情報を共有し、対応していく必要があると考えます。
 勉強会を通じても、これらの知識の習得に積極的に努め、昨年は実施できなかった見学会も計画していきたいと思います。開催に当たってはコロナ対応には引き続き留意し、運営委員会と各グループ会同士の連携を深め、マーケットの変化にいち早く対応し、他業界も含めた幅広い情報や知識を習得する機会の創出に努めていく所存です。

紙器印刷部会

紙器印刷部会は、コンプライアンスを意識し公正で秩序ある営業活動を通して、適正な取引慣行の確立と維持を目指した活動を継続して推進します。

1.以下の内容について情報共有と意見交換を行います。
・原材料、印刷諸資材の価格状況。
・市況動向、得意先業界の景気状況(四半期毎まとめ)。

2.取引慣行では、取引条件の改善や新たな管理方法の導入などを実施し継続的な取り組みを行います。

3.環境関連や関連法規の動向を継続して情報収集し共有していきます。また生活者や顧客の安全・安心に対応すべく、業界としての活動に取組んでいきます。

4.ここ2年間はコロナ禍で一部実施できませんでしたが、勉強会・見学会・懇親会を開催して部会員の コミュニケーションを図るとともに、印刷を魅力ある業界にするための活動では、引き続き若手社員 に向けた「育成の場」の企画と提供に取り組みます。

軟包装部会

軟包装部会はコンプライアンスに則った部会活動を通し、会員共通の課題解決に向けた活動に取組みます。

1.市況及び原材料価格変動の状況把握と情報共有を行います。

2.取引慣行改善活動を推進して安定した、持続的な製品供給に向けた取組みを継続して行います。

3.環境問題への取組み
・循環型社会の構築に向けたライフスタイルの変化に注視し、継続して容器リサイクル法の責務を果たすとともに関連法規の動向に対し情報収集を行い対応していきます。

4.勉強会、見学会、交流会の開催
・コロナ禍で昨年は実施できませんでしたが、勉強会、セミナー、見学会を企画・開催し知見を広めていきます。
・日本ポリエチレンラミネート製品工業会との交流会では共通課題の情報交換と発信を行います

5.「印刷を魅力ある業界に」活動
・業界発展のために、今後も優秀な人材を「育成する場」の提供に取組みます。

液体カートン部会

1.運営委員会
・市場動向や関連する法規制等の動向に注視し、会員間の忌憚のない議論を通して業界共通の課題解決に取り組んでいきます。また環境委員会で取り組んでいくLL紙パックリサイクル推進研究会及び酒パックリサイクル促進協議会との更なる連携強化やアルミ付飲料用容器のリサイクルフロー調査活動を支援します。更に技術委員会が取り組むテーマへのアドバイスを中心として液体カートン部会活動の活性化を図ります。

2.環境委員会
・2021年度より事業委託先会社が、株式会社ダイナックス都市環境研究所に変更となりましたので、  今年度は更に計画的な活動ができるように進めていきます。
・アルミ付飲料用紙容器に関し、NPO法人「集めて使うリサイクル協会」や「LL紙パックリサイクル推進研究会」活動の推進を通して、酒造・飲料関係業界や関連諸団体との関係強化を継続し、リサイクルネットワークのさらなる充実を図ります。
・飲料用紙容器の組成分析調査はコロナの状況を踏まえて計画し、飲料及び酒類用紙パックの組成分析では注ぎ口付紙容器に関しても併せて継続調査を実施し、回収率算定などを行い「2022年度アルミ付飲料用紙容器のリサイクルフロー調査報告書(2021年実態)」としてまとめていきます。
・今年度も「エコプロ2022」にNPO法人「集めて使うリサイクル協会」、「LL紙パックリサイクル推進研究会」と共同出展を予定し、飲料用紙容器の環境・リサイクルに係わる啓発・広報活動を進めます。
・継続して関連諸団体と審議会情報等を共有し、アルミ付紙パックのリサイクルの在り方やリサイクル率の向上について推進していきます。

3.技術委員会
・昨年度からの継続テーマ「消費者の素朴な疑問に対する回答事例集の作成」について編集方針に則り内容を作り上げていくとともに、業界内の技術者の繋がりを大切にしながら活発な議論ができる委員会として務めていきます。

建材部会

建材部会では生活者の安全・安心な住環境の提供に向け、環境に配慮した製品への取組みを継続するとともに、関連法規の動向調査や勉強会、見学会を通して環境問題と向き合い、課題の解決に取組んできました。
2020年の新型コロナウイルス感染拡大以降、当部会を取り巻く建材関連の状況の悪化やナフサ高騰により材料価格の変動が激しく、大変厳しい状況が続いておりますが、今年度もこれまでのように明るく活気のある部会運営を行って参ります。
今後も印刷を魅力ある業界にするために、以下のような施策を通して環境を含めた課題解決に取り組んでいくことを活動方針とします。

1.4VOC自主表示制度システムの健全かつ継続的運用を図ります。
2.化粧板用印刷紙の合法性証明制度の健全かつ継続的運用を図ります。
3.見学会、勉強会を通して見聞を広げ、知見を蓄えて共有化します。
4.関連法規の動向把握や会員の忌憚なき意見交換を行い情報の共有と発信に取組みます。
5.建設・住宅産業業界の動向や取組みなどを捉え、課題をテーマ化し解決に取組んでいくことで部会活動の活性化を図ります。

情報セキュリティ部会

2022年度の情報セキュリティ部会の活動としては、基本的には前年度の活動方針を踏襲し、情報セキュリティ関連の知識に止まらず、幅広い知見を身につけることを第一義において活動して参ります。新型コロナウイルス感染の影響により一変した国民生活ですが、2021年はWithコロナの状況下で、ニューノーマル(新常態)と言われるスタイルを定着させた一年でもありました。リモートワークが進み、働き方改革も叫ばれる昨今、益々デジタル化への依存度は強くなっています。我々の日常においても様々なサービスがITを核に変化し続け、対応を求められています。一方、企業においてはサイバー攻撃の脅威にさらされた一年でもありました。本年度も前年に引き続き、こうした変化への対応にもアンテナを張り巡らし、新技術・新知識を習得する機会を設けて行きたいと思います。本年度も会員各社のビジネスが拡大することを念頭に、情報連携を密接にして活動を進めて参ります。

*今期の情報共有、勉強会で必要と思われる<キーワード>
・フィンテック、キャシュレス決済、デジタル通貨・仮想通貨、デジタル証券、マイナンバーカード
・サイバー攻撃・サイバーセキュリティ、AI画像認識・AI監視、通信の5G・6G化
・行政DX(Digital Transformation)、電子決裁(電子稟議、脱ハンコ)、改正電帳法 など

資材部会

 2022年度はオミクロン株の感染拡大が落ち着き、国内では外出関連業種等を中心に経済活動の再開が進み、経済活動正常化に加えコロナ危機下で留保された資金が消費に回ることで国内需要を押し上げると予想されています。しかし一方でロシアのウクライナ侵攻による貿易やエネルギー価格を通じた悪影響が本格的に顕在化し、供給制約や輸出減少による生産活動の抑制、企業の投資姿勢の慎重化などが経済の抑制要因となるとも言われており、世界経済の動向は極めて不透明な状況となっています。2022年度の印刷需要は、ネット通販拡大や食品・化粧品・健康関連市場の伸び等からパッケージ印刷で増加が見込まれますが、デジタル化加速の影響を受ける情報・広告分野の印刷は減少が継続します。資材調達面では、脱炭素をきっかけに世界の構造が変化し市場が地政学リスクに左右されやすく、原油高騰がいったん収まったとしてもいつ何が引き金で次の高騰が起きるか予想できない不安定な状況が続きます。
資材部会では2022年度も月1回の定例部会を通じ、「原材料の適正価格での安定的な調達」を目標にコンプライアンス遵守を前提に事業環境と資材市況を的確に把握するための最新の知識や情報を共有し、部会員各社の連携強化を図って参ります。印刷業界全体の維持発展に向け、課題に対応して参ります。 。

教育・研究部会

1.会員企業の持続的発展のため、「事業基盤の強化」及び「人材育成支援」、「SDGsや環境問題への対応」等に資するビジネストレンドセミナーを階層別に年3回(特別講演会を含む)企画・運営する。
*セミナーのテーマ選定においては、他の部会との連携・情報共有を心がけ、テーマや開催日時の調整、合同セミナーの開催なども含め、年間を通じて多様かつ有効性の高い教育を目指す。 。

2.引き続き、リアル会場とオンラインの併用によって相乗効果を高め、より多くの会員が参加しやすいセミナーとしていく。また、セミナー開催の費用低減など、コストパフォーマンスも向上させていく。

*なお、【Printing for SDGs】セミナーはシリーズ化する予定で、本年中に2回の開催を目指す。
・印刷業界ならではのテーマ  ・接する機会が少ないが社会的要請の高いテーマ
。 ・会員等からの要望が多い実務的な内容などを検討し、実施していく。
。 官公庁やNPO団体等の専門家等を講師に迎えるなど、さまざまな企画・運営を試していく。

技術部会採

技術部会では、委員の方からの意見に基づき柔軟かつタイムリーな対応を心掛け、2022年度の活動方針として、技術情報の収集と発信に引き続き取り組んでいくことを決め、以下の施策を行います。

1.技術情報誌PIDの企画・発行を通して、会員各社に有益な技術情報を提供します。
2.高度な印刷関連技術、環境対応への取組み、新素材・材料といった技術情報の収集と発信のための視察・見学会を計画・実施します。
3.部会主催のテクノロジートレンドセミナーについて、改めてセミナーの在り方や開催方法を検討し、技術者の方を中心にした勉強会等も考えていきます。

女性活躍推進部会

1.女性活躍推進を通じた「印刷を魅力ある業界に」にする基本方針
(1)女性活躍推進の一つの柱として、会員企業各社における男女の働き方改革と共同参画を促進 する
(2)会員企業と所属社員へ業界の女性活躍推進に関する情報をアクセスしやすい形で発信する
(3)日印産連ダイバーシティ推進部会と連携し、女性活躍推進に関する情報共有や周知活動を行う
(4)印刷工業会他部会との連携、相乗効果の模索(各部会への女性の参加促進等)

2.主な検討/実施項目
①定例会議の開催
月一回の定例会開催において、働き方改革や女性活躍に関する各社の取組み、国や業界の動向 に関する情報交換、各種イベントの立案と企画について協議する
②セミナー及び勉強会の開催
前回の印刷工業会会員台帳調査の分析結果を踏まえ、焦点を当てるべき事項としてまずは「男性の育児参加」を推進するセミナーや勉強会を実施、次に「責任あるポジションへの女性登用」に関する検討を行う
③改正育児・介護休業法の段階的施行に対する周知活動
④日印産連ダイバーシティ推進部会へ情報共有のうえセミナー等の協力を依頼する。

 

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