活動報告

今年度事業計画

2022年度事業計画

Ⅰ.基本方針

 2022年度の日本経済は、前年度に続き、新型コロナウィルス感染症の長期化、原油等の資材価格の高騰、加えて欧州の戦争の影響により先行き不透明な状況下でスタートしました。政府と産業界の戦略の前提は”with(コロナ)“に置き換えられ、これが奏功すれば経済の正常化が期待されますが、一方で国際的な政情不安が長引けば、そのシナリオも再び軌道修正を強いられるかも知れません。
 このような状況下ですが、印刷産業においては従前からの業界変革への蓋然性が変わることはありません。殊にデジタル改革は更なる伸展を見せ、マーケティングとコミュニケーションにおけるペーパーメディアの役割と位置づけは、益々変容していくものと考えられます。また一方、従来からの課題である「地球環境」、「DX」、「地方創生」、「働き方改革」、「人材育成」、「ダイバーシティ」などは、「印刷産業のSDGs」として早期の具体化と実践に迫られてくるものと考えられます。
 印刷工業会では、困難な中でもこうした多くのテーマをむしろチャンスと捉え、コロナ禍の2年間で学習した「生活様式と消費の変化」、「リモートマーケティングとメディアの複合化・重層化」なども取り入れ、戦術とアクションのための情報発信をしてまいります。
 各部会は、「会員企業各社の成長と印刷産業の持続的発展」を念頭に精力的に活動を推進し、業界構造変革のビジョンの形成とアウトプットに力を傾注してまいります。営業部会では、各分野の重要テーマはもとより、従来のマーケットや枠組みにとらわれることなく、柔軟で先進的な視点を持ってビジネスエリアの拡大と多様化に取り組みます。スタッフ部会でも、変革の時代に企業をけん引する未来志向の人財育成と変化に強い企業組織創りに力点を置き、業界の活性化を目指して活動してまいります。
 業界・業際活動としては、日本印刷産業連合会へ多くのメンバーを派遣するほか、近年増加が加速している関係省庁からの要請や協議、連携の場で協働してまいります。その他の関連団体に対しても、従来の関係を維持発展させながら協調し、サプライチェーンの活性化に向け、印刷産業の主要団体としての責務を果たしてまいります。
 会員企業をつなぐ重要なコミュニケーションツールである会報誌『PAJジャーナル』と技術情報誌『PID』については、コンテンツをより充実させるために、会員の方々からのご意見や情報を積極的に取り入れていきたく、是非ともそれらのご提供をお願い致します。
 近年、会費収入減が続く中、厳しい収支状況にあり構造的な課題と認識しており、印刷工業会自体の魅力度の向上をはかりながら、財政的にも安定した運営を策してまいりますので、会員企業の皆様の引き続きのご指導とご支援を頂戴したく、よろしくお願い申し上げます。

 

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