2017出版ビジネスのために
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7データ制作環境データであっても永久的な継続使用は不可能です。DTP環境におけるメーカーサポートの終了に伴い、旧バージョンでの作成および再現には限界があります。コンテンツデータをトラブルなく活用するために、製版データを正しくメンテナンスしましょう。DTPデータは初版時から数年で作業環境の変化により利用し続けることができなくなる可能性があります。いつでも利用できるコンテンツデータを保持するためには、安定した作業環境が必要です。安定した作業環境を維持するためには、定期的な作業機器の入れ替えとデータの更新をお願いいたします。4【現況と課題】「DTP環境」が進展する一方で、旧環境を維持することが難しくなっています。これに伴い、旧環境で制作されたDTPデータの流用ができなかったり、手間を要したりする状況が生じています。●作業機器  製造中止から7年経過している製品は、部品供給が終了しており維持管理が継続できなくなっています。●フォント・アプリケーション 代表的なフォント環境である「モリサワパスポート」も、旧OSのサポートを終了しています。 アプリケーションは、3世代以前のバージョンについてメーカーサポートが終了しているため、 ソフトウェア起因のトラブルが発生しても対処ができず、事故の原因になる可能性があります。 また印刷会社未対応ソフトについても、検証が十分にされていないためトラブル発生の要因となります。●セキュリティ OSのセキュリティパッチおよびセキュリティ対策ソフトも、3~5バージョン前までの限定サポートのため、 旧環境のセキュリティ維持ができなくなっています。 コンテンツの維持には定期的な更新をUPDATE出版×印刷 ‘おさえておきたい8つの基本’アプローチ※サポート体制については2017年現在の状況です。制作編集販売デザイン

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