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昨年度の部会活動実績

平成29年度部会活動実績

出版印刷部会

29年度 出版業界は長期にわたる厳しい環境の中、各団体を中心に知恵を出し合い、改善策の実現に向け活動をして参りました。その中で<印刷工業会>出版印刷部会は、印刷業界のみならず出版業界全体の活性化や効率化に向けた活動に力を入れ、中心的な立場から「発言」「活動」を行ってきました。

出版印刷部会は、出版印刷物の効率的な輸送と、業量の平準化を目指す『物流分科会』、日本雑誌協会・取次協会と合同で「首都直下地震時の雑誌製造・発行」を実現する『BCP分科会』、出版社と印刷会社間の重要課題解決に取組む『課題解決ワーキンググループ』の3分科会の活動を運営してきました。

1.『物流分科会』は大日本・凸版・共同・図書の印刷4社間の配送トラックの空車利用、車両融通を継続し、  部会各社への展開に向け「説明会」を開催いたしました。また、取次拠点でのトラック待機時間のデータ収集・調査を行い、取次協会へ改善の提言をいたしました。その後、29年度後半からは、「日本取次協会」「東京都製本組合」と合同協議会を毎月開催するに至り、出版物流の維持・改善の取組みを始めました。最終的な目標を「業量の平準化」とした合同協議の場を構築できたことは大きな成果と考えています。

2.『BCP分科会』は、本年度の目標を2月の「(発災時)緊急合同訓練」実施とし、雑誌協会、取次協会と各団体の手順書作成や、他団体(インキ、製本、加工、用紙等)の情報集約の仕組み作り、雑誌協会非加盟出版社への連携方法の検討をまとめ、2月2日には、目標であった「3団体合同 発災時緊急訓練」実施まで到達することができました。この取組みは3団体で来期以降も精度を上げ継続していきます。

3.『課題解決ワーキンググループ』は出版社・印刷会社間のミスロス・事故撲滅に向け、女性や若手メンバーの

参加を得て、1年をかけて冊子「2017 出版ビジネスのために〜あらためておさえておきたい8つの基本〜」を完成いたしました。会員各社及び、雑誌協会、書籍協会、出版社等に配布を完了いたしました。

4.3分科会活動の他、日本雑誌協会、雑誌広告デジタル送稿協議会への対応として、「JMPAカラー次期バージョンの策定」に向けた、管理委員会に参加し印刷基準策定の役割を担っています。また、例年通り年4回の印刷部数証明への部数調査協力をし「マガジンデータ2018年度版」の発行にも寄与いたしました。

 

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教科書印刷部会

29年度は前年度の活動方針を継続し、教科書業界の市場変化に対応した課題解決と改善活動に取り組んで参りました。特にデジタル教科書・教材に関する情報収集と共有化に向けた活動に力を入れて施策を推進し、各社の認識の向上と平準化に成果を上げることができました。

 1、「デジタル教科書」の情報共有

  28年度にまとめられた「デジタル教科書」の位置付けに関する検討会議(文科省)の最終まとめを受けて

  部会内で情報共有を行いました。教育における情報化が進展する中で、生徒の学びを質・量両面から向上させるため、手段や学習環境として教科書へのICTの活用の検討内容は、紙の教科書とデジタル教科書の併用や、選択制、仕組みの導入と教育上の効果や健康面での影響等の調査研究の見極めが必要であり、ICTの整備や効果的な活用の為の条件整備が重要であることを確認することができました。

 2、平成30年度高等学校及び小学校道徳の教科書の判サイズ・綴じ仕様の調査を行い、内容を部会メンバーで共有しました。   

 3、国立情報学研究所/情報共有知研究センター 新井紀子先生による「リーディングスキルフォーラム

<AI時代に求められる読解力>」を11月に一橋講堂で勉強会として聴講しました。期初より講演依頼を予定していましたが、なかなか日程が組めない中、今回フォーラムがあるとの情報を得て、参加することとができました。基調講演では、2年間にわたる中学生の読解力を調査され、基本的な「読解力」こそが、個人として人生の次のステージにすすむべき汎用的なスキルとなり、それこそがいかに重要であるかの思いがあふれる感動的な講演でした。

4、「見学会」開催

 7月に「キリン横浜工場」、11月に「国立印刷局」(東京工場)の見学会を開催しました。見学会は共に高い出席率となり改めて部会員の関心の高さが理解できました。先端製造工場の工程管理や品質管理は、業界の違いや製造物の違いはあるものの、製造業の最重要課題として日常の意識向上に役立つ見学会となりました。

 

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商業印刷部会

商業印刷部会は、運営委員会と3グループ会の活動で構成をしています。運営委員会は、商業印刷部会全社(42社)を対象とした「勉強会」の立案・開催を行うと共に、3グループ会の個別テーマに基づく活動内容の確認と指導を行ってきました。主催の「勉強会」は毎回100名前後の聴講者を集め、本年度も2回の開催をする運びとなりました。7月には電通総研研究主幹の北原利行氏による「2017年のメディアと印刷市場展望」、11月には、東京大学大学院情報理工学研究科の講師 鳴海拓志(なるみたくじ)氏を招き、『五感に訴えるバーチャルリアリティの新展開』をテーマに「VR(仮想現実)」が人の行動や心理にどのように関わり、影響を与えるかの講演会を企画し、「勉強会」として部会各社の方々に提供をいたしました。

また、今年1月開催の「新年講演会/交歓会」では2018年ロシアW杯の年にふさわしく、元Jリーグ監督の松木安太郎氏を招き講演会を開催いたしました。参加者は昨年を上回る137名となり、その後の交歓会では、部会各社の親交をより深めることができ新年にふさわしいスタートを切ることができました。

グループ会の活動報告です。各会は「印刷を魅力ある業界に」を機軸として活動を継続しております。

<CP研究会>では、本年度の「商業印刷・アンケート」の担当グループとして、内容の精査及び本年度の重要課題の検討をいたしました。特に、印刷用紙の値上げと物流コスト上昇分の転嫁状況と、残業時間削減のための取組みを新たなアンケート項目とし、各社の現状を調査いたしました。3月にはアンケート結果を集計し配布することができました。各社の参考資料として活用されることを期待しております。

<IRグループ会>では「元気のある会社・特徴のある会社」より、経営者や営業責任者を講師として招き「勉強会」を開催いたしました。今年度は3社を選び、6月、7月、10月に実施をしました。その独自技術や、特化商材によるビジネス展開をグループ会で共有することで、自社の業務拡大や課題解決の糸口に活用してもらうことを目的に、年間スケジュールをたて計画的に活動を推進いたしました。

<R&D会>は、「中堅社員による交流会」の活動方針に従い、年2回実施いたしました。第1回目は、13名(9社)の参加で「仕事」と「プライベート」に関しての意見交換を、第2回目は、14名(10社)の参加により「働き方改革」「先輩社員として」をテーマに働く意識や自社・業界の課題及び日頃の思いを参加者主導の討議形式で行い、その後、懇親会の場を用意し本音の引き出しを試みました。参加者からは、他社の取組みを知り、課題を共有することができ有意義であったとの意見が多くでました。また、各グループ会では個別に「見学会」を企画し、他業界の技術革新や、事業展開に接する活動も実施しています。

 尚、本年1月には高松の小松印刷(株)が入会され、新しく商業印刷部会の会員となりました。

 

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紙器印刷部会

1.市況動向の把握と共有

・「得意先業界の景気状況」は、四半期毎にまとめて部会で共有しています。平成29年1〜12月のまと

めでは、年間を通して菓子、食品、トイレタリー、日用雑貨などは前年並みで推移する中、紙カップ

のヨーグルトは後半失速。インバウンド効果は日用雑貨と高額化粧品で維持。医薬品も比較的堅調に

推移しました。原材料においては原燃料価格の上昇などにより製紙メーカー各社は印刷・情報用紙を

値上げ。後半では古紙価格が上昇し段ボールケースなどの値上げに繋がりました。またナフサ価格も

10〜12月期に上昇に転じました。さらに物流コストも人手不足や荷待ち時間削減施策などの影響で値

上げを余儀なくされ、会員各社は諸材料値上げへの対応が喫緊の課題となっています。                                    

・「取引慣行改善の取組み」については、平成28年に比べてデザイン代や製型代、試作費回収、小ロッ

 ト対応への取組は改善されましたが、在庫への対応には変わらず苦慮しています。また物流費値上げ

の対応では、納入回数の削減や一括納入など各社効率配送の算段に取組んでいます。     

2.その他の取組

  ・部会では、以下のようなテーマで情報の共有をしました。

@「日本の包装産業出荷統計(平成28年度)調査結果について」

    A「食品廃棄によるロス削減に係る農水省の動向について」

    B「加工食品の原料原産地表示の一部改正について」(農水省、消費者庁の方来会による説明会)

3.合同勉強会の開催

・平成30年2月6日には、軟包装部会と合同勉強会を如水会館で開催しました。『人工知能の進化〜未

来に勝ち残る企業となるために〜』の演題で、サイエンス作家の竹内薫氏を講師に招き講演いただき

ました。各社の若手社員も多数参加しました。参加者は24社115名でした。

4.「印刷を魅力ある業界に」活動

・将来の印刷業界発展のため、業界を支えていく優秀な人材の「育成の場」の提供に軟包装部会と協同

で継続的に取組んでいます。

・本年度の取組として勉強・見学会を11月に2回開催しました。@FFGS(足柄)では7社、13名が、

AFFGS(辰巳)では6社10名の若手社員が参加。終了後に懇親会も開催して各社の交流を図りました。

・また平成30年3月には外部講師による『課題解決のためのコミュニケーションセミナー』を開催し、

若手社員のビジネスシーンにおける顧客とのコミュニケーションスキル向上を目指しました。12社

27名で23〜37才までの人が受講。またセミナー終了後には受講者と両部会員が参加して懇親会を開

催。懇親会ではセミナーで得られたことや自分の仕事についてなど活発な意見が交わされるなか、業

界共通の課題についても話題が及び有意義な懇親会となりました。 

 

 

 

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軟包装部会

1.原材料価格動向の把握

・国産ナフサ価格の状況は、平成29年10〜12月期に44,600円/KLとなり、7〜9月期に比べ8,500円上

昇しました。さらに平成30年1〜3月期では50,000円台に突入するとの見方があります。この動きを

背景に平成29年10月頃から原材料樹脂やフィルムメーカー各社が主要製品の値上げを顕在化させ、

関連して印刷諸資材が値上げする動向となりました。さらに物流費やエネルギー費などの値上げも追

い打ちをかけ、会員各社の収益を圧迫しています。各社は自助努力の限界を超えるなか、4月以降の

価格改定に向けて製品安定供給の維持をめざした対応が喫緊の課題となっています。

2.取引慣行改善活動の推進

・企画、製型代、テスト代の請求・回収や、各種在庫の削減に引き続き努めるなか、輸送関連の課題(納

期対応、人手不足、待機時間削減)に対して、納入回数の削減やまとめ納入のお願いなどを実施して

対応している事例も報告されました。

3.日本ポリエチレンラミネート製品工業会との交流会開催

・年3回の定期交流会を継続開催しています。両会会員より市況や原材料の価格状況報告を含め、欧米

やアジアの軟包装関連の動向や環境課題など両会共通の課題を中心に情報や意見交換を行いました。

4.情報共有

  ・「納入資材に係る仕様の標準化」について共有したいとの提案があり、数件の事例紹介をもとに意見交

換しました。会員各社が納入仕様を見直す契機に繋がりました。

5.合同勉強会の開催(如水会館)

・平成30年2月6日に、紙器印刷部会との合同勉強会を開催。各社の若手社員の方にも参加いただき、

『人工知能の進化〜未来に勝ち残る企業となるために〜』の講演テーマで、サイエンス作家の竹内薫氏

 による講演を開催しました。参加者は24社115名でした。

6.「印刷を魅力ある業界に」活動

・将来の印刷業界を支えていく優秀な人材の「育成の場」の提供を紙器印刷部会と協同で継続的に行っ

ています。 本年度の取組として勉強・見学会を2回開催し、@FFGS(足柄)では7社、13名が、

AFFGS(辰巳)では6社10名の若手社員が参加。終了後の懇親会では各社の交流を図りました。

・また平成30年3月には外部講師による『課題解決のためのコミュニケーションセミナー』を開催。

12社27名が受講して、ビジネスシーンにおける若手社員と顧客とのコミュニケーションスキル向上

を目指しました。セミナー終了後の懇親会では、受講者と両部会員が参加して受講の成果や仕事のや

りがい、同業ならではの課題などについて歓談し、有意義な懇親会となりました。 

7.平成303月には、栢A済堂が軟包装部会の参加会員となりました。

 

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液体カートン部会

  • 運営委員会

・環境関連を中心に市場、業界動向や関連する法規制等の動きを把握し、情報共有に努めました。6月には液体カートンのLCAに関する討議を、そして9月には農水省と消費者庁の方を招いて「加工食品の原料原産地表示改定について」という内容で説明頂き内容を共有しました。また環境委員会の飲料用紙容器リサイクル推進を主とした環境対応活動支援や技術委員会で新たに検討を始めた液体カートンのオフセット印刷における品質判定基準の策定活動について討議しました。

2.環境委員会

・アルミ付飲料用紙容器のリサイクルについて、事業委託先のNPO法人「集めて使うリサイクル協会」と連携して施策を推進しました。平成29年度の使用済みアルミ付紙パックの回収率は4.3%となり、3年続けて横這いとなりました。

・「アルミ付飲料用紙容器のリサイクルフロー調査」に係る組成分析調査は、11月17日に「コープぎふ」、2月5日には「与野フードセンター」の回収分を調査。各調査には酒パックリサイクル促進協議会メンバーも参加して、酒パックの調査も併せて実施しました。また「2017年度アルミ付飲料用紙容器のリサイクルフロー調査報告書」をまとめました。

・「酒パックリサイクル促進協議会」では、酒造メーカーと連携してエコ酒屋などの回収拠点の拡大、充填損紙の回収促進、および再生商品の開発と活用促進などの活動を実施しました。 7月5日には大阪で第10回定期総会と第30回情報交流会を開催。酒類用紙パックのリサイクル表示ガイドライン最終版内容も策定し報告しました。翌日は黄桜酒造の伏見蔵(伏見)を視察。 また10月11日は東京で第31回情報交流会を開催。翌日はコアレックス信栄の富士工場の施設見学を行い、アルミ付紙容器のリサイクル技術を把握することができました。3月28日には第32回情報交流会を東京で開催。アルミ付飲料用紙容器のリサイクルフロー調査結果等が報告され、情報共有しました。

・「LL紙パックリサイクル推進研究会」では、飲料・乳業メーカーと連携して、7月31日に全体会議と情報共有化勉強会を東京で開催しました。また10月24日には徳島県阿南市の日徳、日誠産業及び四国化工機阿南食品工場の3社にて施設見学会を行い、16社23名が参加しました。

・12月7〜9日に開催された「エコプロ2017」に「集めて使うリサイクル協会」と共同出展。「酒パックリサイクル促進協議会」と「LL紙パックリサイクル推進研究会」も共同で展示して、アルミ付飲料用紙容器のリサイクル推進を目指し啓発・広報活動を行いました。

3.技術委員会

・5月の委員会で@液体カートン向けオフセット印刷の品質判定基準策定A樹脂に関する勉強会B原紙に関する勉強会の活動テーマを挙げ取組んできました。9月には豊田通商を招いてバイオ樹脂に関して勉強会を開催。また11月には日本ダイナウェーブパッケージングによる原紙に関する勉強会を開催しアンケートも集約しました。品質判定基準の取組はフォーマット策定までを行ないました。

 

 

 

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建材部会

1.4VOC自主表示制度の継続運用

・制度の運用規則に則り会員5社を選定し、6〜7月に4VOC放散速度値を測定。何れも基準値内でした。放散速度値の測定は、各社3年に1回ごとに検査測定を行っています。

・製品登録件数は、平成30年3月末時点で47,013件となり、平成29年4月以降から、1,149

件が登録されました。

2.化粧板用印刷紙の合法性証明制度の継続運用 

  ・平成27年11月より制度運用を開始。

・平成30年3月末時点での認定登録社数は9社で、平成28年度の証明書発行回数の実績

は275回となりました。

3.勉強会・見学会の実施

・11月17日にはトヨタホーム春日井事業所(工場)を訪問し、製造工場を見学。

ユニット工法採用により、住宅の85%を工場で製造できるなど製造工程において種々の

工夫がなされていることを実感できた有意義な見学会となりました。7社9名が参加。

4.部会活動では以下の内容にも取組みました。

@『クリーンウッド法』(合法伐採木材等の流通及び利用の促進に関する法律)情報共有

・6月の部会で、同法の概要及び動向など関連情報を共有した。今後も動向を注視しながら、

継続的に対応を行っていく。

A『合板のJAS退色試験廃止に伴う代替試験方法』提案要請への対応

・日本プリント・カラー合板工業組合(NPC)からの代替試験法提案協力要請に対応すべく

7月に主要部会員にて臨時部会を開催。検討結果を回答し先方の合意を得たことをもって

本案件への対応は終了としました。

  B『室内濃度指針値改定案(シックハウス)』に係る対応検討

  ・9月と11月の部会で、関連省庁及び業会団体の動向を報告し共有した。1月、3月の部会

では、@指針値改定により自社製品が受ける影響 A工業会自主表示規定である「基準適

合表示」の改訂案について意見を持ち寄り、今後の対応の方向性を検討した。今後も引き

続き動向注視のうえ適宜対応を行っていきます。

 

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情報セキュリティ部会

29年度の情報セキュリティ部会の方針として、部会員の知識・スキル向上を目指し「見学会」「勉強会」は次のようなテーマを掲げ活動をして参りました。

≪見学会≫

  • セキュリティの最新認証技術(NEC:顔認証等)を有する企業の見学
  • 各種製造現場での自動化、ロボットを活用する工場(現場)の見学
  • 国立印刷局/静岡工場(2017年3月オープン)の見学

≪勉強会≫

  • <決済>ペイメント全般に関して最新の知識を共有する勉強会
  • インバウンド(イベント:オリンピック、ラグビーWC 文化:アニメ、食べ物等)の把握
  • 各種ポイント・マイレージ等の現状と将来の動向に関する勉強会
  • AI、IoTを活用したビジネス展開(印刷会社としての関わり)の勉強会

*7月に独立行政法人 国立印刷局「静岡工場」の見学会を実施いたしました。

紙幣に込められた高度なセキュリティ印刷技術は、偽造防止策として透かし、ホログラム、マイクロ

文字、特種インキ等が集約された成果物として、大変興味深いものでした。また設備面では、凹版と

オフセット印刷の同時印刷ラインを見学することができました。

*2月には、一般公開されていない「NECイノベーションワールド」品川ショールームを見学いたしました。世界最先端の認証技術として、同社の指紋、指静脈、声、虹彩、顔認証の最新機器を実体験し、そのレベルの高さを知ることができました。後半は、これら認証技術を使ったパブリックセーフティ、スマートシティーの説明を受け、企業、社会におけるセキュリティの重要性を学ぶことができました。

*11月に「内部不正」をテーマとした「勉強会」を開催いたしました。大日本印刷(株)グループ情報セキュリティ委員会の方を講師に迎え、不正が起きる原因、職場での危機管理、防止する意識の醸成・組織文化の在り方を具体的に聞く機会を得ました。聴講者も各社の関連部署にも参加を呼びかけ部会9社より27名の聴講者が参加して行われました。

このように、29年度も活動方針に沿った活動を実施し、部会員の知識向上に加え、部会会社への貢献も意識した活動を実施することができました。

 

 

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資材部会

  29年度の景気は全体としては緩やかな回復基調で推移したものの印刷業界においては、電子書籍やインターネット広告の市場拡大による紙媒体の需要が急激に落ち込むなど大変厳しい環境でした。用紙の市況については、製紙会社から原材料・原燃料価格の上昇を理由に印刷・情報用紙について値上げ表明(15円/s以上)が28年度末に出される中、6月に製紙連合会への値上げ反対声明文を提出し、その後も部会員の各社にて交渉を重ね8〜9月より新価格での決着となりました。石化品については、前半期までは原油・ナフサの下落により、ナフサ連動の樹脂・溶剤等は軟化で推移、オレフィンをはじめとするフィルム関連も穏やかな市況が続いていたが、10月以降の原油・ナフサ価格の再上昇により、各種石化品の値上げ表明が出され、需給タイト感の後押しもあり、フィルムにおいても早期決着となりました。このような状況の中、資材部会は毎月定例部会を開催して印刷用紙、インキ、フィルム、印刷諸資材の価格動向や市況の情報交換を行ないました。以下に今年度の印刷・情報用紙の概況と部会の活動内容を報告いたします。

日本製紙連合会によると、平成291月〜12月の印刷・情報用紙の国内生産高は前年比99.2%と減少でした。塗工紙の生産高は前年比100.3%、非塗工紙は97.4%、情報用紙は97.9%であり、中でも塗工紙は増加でした。国内出荷高についても前年比で印刷・情報用紙全体で98.0%、塗工紙は98.4%、非塗工紙は97.1%、情報用紙は98.3%と低調な結果でした。一方板紙の国内生産高は前年比103.1%、国内出荷高も同101.9%でした。

  このように29年度の資材部会を取り巻く環境は非常に厳しいものがありましたが、月1回の定例部会を開催し

? 用紙、フィルム、関連資材、エネルギーなどの需給と価格の情報共有に努めました。また昨年10月には愛媛県

四国中央市大王製紙三島工場及び家庭紙関連工場の工場見学を行いました。

 

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教育・研究部会

平成29年度は定期的に開催した部会において、会員企業の「事業基盤の強化」及び「人材育成支援」のためのテーマ洗い出しを活発に行いました。

運営の実績としては「9月印刷の月」協賛特別講演会と、経営者・事業戦略・営業企画部門の方を対象にした管理者研修会を以下の通り開催しました。

 

1. 「2017年9月印刷の月」の協賛行事として8月24日に「心とからだ」と題して東京大学名誉教授の養老孟司氏による特別講演会を開催しました。人間の意識と現代社会の問題等について語って頂きました。

2.管理者研修会としては、6月8日に(株)JR東日本テクノハートTESSEI おもてなし創造部長 矢部輝夫氏「奇跡の職場 新幹線清掃チームの“働く誇り”」 と題し、職場のコミュニケーションとモチベーションアップについて、11月27日に漫画家の弘兼憲史氏による「島耕作とリーダーシップ」と題した講演会を開催しました。

  矢部輝夫氏からは、士気の低下した職場の活性化する意識改革の具体的な方法について、弘兼憲史氏からは各界のリーダーとの交流から見えてくるリーダーが共通して持っている特質について学ぶことが出来ました。

 

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技術部会

・技術部会では、PIDの編集企画や勉強会、見学会の開催を通して関連業界の各種技術情

報や知見を得、それらを発信することで印刷を魅力ある業界にしていくという方針のもと、

平成29年度の活動に取組みました。

1.技術情報誌PIDの企画・発行

  ・技術情報誌PIDを164号から167号まで発行しました。各号の特集記事となる「技術レ ポート」を企画・編集し、164号では、「軟包装のオフセット印刷について」と「軟包装 用UVインクジェットプリンターの可能性」の2テーマで掲載。以下「印刷検査装置の役 割と最新技術」(165号)、「真空成型用途のUVインクジェットインク<Uvijet KV>の 開発について」(166号)及び「超高演色性を維持できるLED色評価照明について」(167号)と、計5つの特集記事を掲載しました。 

2.見学会・勉強会の開催

  ・ 6月13日 新コスモス電機鰍ノよるVOC警報器説明と最新事例紹介開催。

  ・10月31日 ?ウエブテック鰍ノて各種印刷用画像検査装置デモ見学と最新の画像処理に関

する勉強会を開催。

3.管理者研修会の開催

・平成30年3月5日には日本印刷会館で「脳を知って未来に活かす」と題して、東京大学

薬学部教授の池谷裕二氏を招いて管理者研修会を開催しました。ヒトの脳の仕組みや癖を

知ることにより、より脳を効果的に活用する方法や実験データに基づく「熱意」の評価方法などについて講演いただきました。74名が参加しました。

4.技術情報誌PID装丁改訂に向けた取組

  ・特集記事となる「技術レポート」でインクの開発、カラーマッチングや意匠性印刷など

を特集する場合では、従来のモノクロ印刷では読者の理解度を高めるのに限度があるの

ではないかとの意見提起があり、この課題を受け先ずはカラー化を含めて装丁の改訂に

向けた取組みを行っていくこととなりました。

 

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女性活躍推進部会

  前年度の方針および活動を継続し、毎月の運営委員会を活動の母体に、第3期分科会活動を下記の

とおり実施した。

 

1.部会の活動方針

(1)運営委員会・分科会・事務局の3組織体の連携により、「印刷業界に従事する女性社員が活躍すること」を通じて、「印刷を魅力ある業界に」するための施策を立案し、実施する。

(2)運営委員会は、会員企業より派遣された12名の固定メンバーにより構成されており、毎月の会合にて、部会活動方針、分科会活動方針と支援方法など、ガイドラインを検討する。

(3)分科会は、会員企業より募集したメンバーが任期2年の中で、女性活躍推進関連の知識の習得と、プロジェクト活動のプロセスにおいて、学びながら自社の推進役として成長する場とする。

 

2.分科会活動報告

  平成29年度は、第3期分科会の2年目にあたるため、前年度活動を継続しながら、期末までに

成果物をまとめる活動を行った。(人数は、22名)

(1)合同ミーティングの実施

@ 7月7日 分科会相互の進捗共有とブラッシュアップ(会場 日本印刷会館)

A12月12日 工業会理事向け「中間報告会&意見交換会」(会場 明治記念館)

B3月6日 上司向け「分科会活動最終報告会 & ワールドカフェ」(会場 日本印刷会館)

   (2)成果物

    @「Voice〜楽しく働き続けるためのヒント・生の声〜」(多様な働き方分科会)

    A「キャリアデザインコミュニケーションシート」(キャリアデザイン分科会)

    B「職場のコミュニケーションについてのアンケート」(職場のコミュニケーション分科会)

   以上について、印刷工業会ホームページにアップし、公開中。

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